LIFE SHIFT等で取り上げられるように今後は会社に所属して給料をもらう時代から個人の時代に突入していきます。個人の時代へのシフトに伴って、より個人としての力にフォーカスが当たります。サラリーマンは当然キャリアアップが求められます。
本記事ではキャリアアップにフォーカスを当てて、キャリアアップの意味の整理からキャリアアップしていく方法までを記載していきます。
なお、キャリアアップをしてサラリーマンとしての年収を上げていきたいと考えている人であれば、Samurai jobに登録すると良いでしょう。外資系求人を中心に年収高額案件を多く保有しており、おすすめです。
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キャリアアップとは?
キャリアアップとは現在の職務上での役割を上げていくことを示します。例えば、今いる部署でプレイヤーから係長、課長、部長等になっていくことはキャリアアップと表現します。また、役職につかない場合でもより重要なプロジェクトリーダーに任されたりすることなど、より高度の職務領域を経験することもキャリアアップと言います。
つまり、端的に言うと現在の仕事でより難しい期待役割を全うしていくことがキャリアアップです。キャリアアップ=市場価値のアップにも繋がるため、自社内での価値もそうですが、自社外での市場価値向上にも繋がるので重要です。
スキルアップとの違いは?
職務上の難しい仕事をしていくことをキャリアアップと言いましたが、同様に混同されやすいのがスキルアップです。
スキルアップは技能や能力を増やしていくことです。スキルアップは幅を広げていくイメージですが、キャリアアップはより上に上がっていくイメージです。
ドラゴンクエストに例えるとキャリアアップが攻撃力やかしこさ等のベースの力とすると、スキルアップは呪文等を習得していくイメージです。
どちらも年収にヒットすることに繋がりますが、本質的にはキャリアアップのほうが年収向上に繋がります。
メディア運用を例にとった場合、メディア責任者、ディレクター、ライター、営業がいたとしましょう。ライターがライティングスキル、wordpressやSEOの知識等のスキルを高めてもスキルアップはしておりますが、大きな年収向上には繋がりません。
一方でディレクターに準ずる力がついてくれば、ディレクターとしての役割が上がり年収も上がりますし、ディレクターはよりメディアの責任者として事業管理をしたり、チームのマネジメント等ができるようになることでより自分の職務領域におけるキャリアアップにつながっており、年収向上に繋がります。
より年収を上げるという観点では現在の職務領域において、期待役割を上げていくことが年収の向上に繋がっていくことを踏まえた上でキャリアの設計をしていくことが良いでしょう。
キャリアチェンジとの違いは?
スキルアップとキャリアアップの違いがわかったところで、もう一つ混同されやすいのがキャリアチェンジです。
キャリアチェンジはこれまでの職務とは違う職務に変更することをキャリアチェンジと言います。例えば、営業だった人がディレクターに変わることもキャリアチェンジと言いますし、メーカーの営業だった人がコンサルティング営業に変わる等、職種・業界を変更したキャリアの変更をキャリアチェンジと言います。
キャリアチェンジは未経験の領域での転職となるため、比較的年収が下がりやすい傾向にあります。一方で長期的に考えた際にはプラスに働くことも多々あります。
例えば、小売の様な薄利多売で給料が安くなりやすい業界から給料が高い傾向にあるエンジニア等の技術職に変更した場合、小売で給料が上がってきた部分からインターネット企業のエンジニアとして未経験でスタートして給料が下がった場合であっても、年収の上限が高いため、給料向上に繋がります。
なお、未経験からエンジニアへの転職を考えている人はTECH CAMPを利用すると良いでしょう。基本の技術習得~転職支援まで充実したプログラムでエンジニアとしての未経験からの転職を支援してくれるのでおすすめです。
キャリアップしていくためには?
ここまででキャリアアップの定義を整理してきました。まずは自分自身が今したいのがキャリアアップなのかスキルアップなのかキャリアチェンジなのかを整理しましょう。キャリアアップしていくための方法をまとめていきます。
①自身のキャリアを設計する
自分自身のキャリアイメージをまず設計していく必要があります。明確に決まっていない場合でもざっくりと自分自身がキャリア上どうなっていたいかを整理しましょう。整理する軸としては以下のようなポイントでまとめると良いでしょう。
1.キャリアとしてのゴール(例:現在の部署の部長になってサービスを作っていきたい)
2.業界(例:人材業界で求職者のマッチング不協和を解消したい)
3.年収(例:1,000万円は30歳までにほしい)
4.現在の会社で実現可能ですか?
5.4が可能な場合、それを実現している人はいますか?いる場合、どのようなキャリアアップをしていますか?
6.具体的なマイルストーンのイメージは湧いていますか?
7.4が不可能な場合、可能な会社はわかりますか?
②理想状態に合わせて4半期スパンでゴール設定をする
理想状態が描けた場合、4半期スパンでのゴール設計と実行計画を立てましょう。現職でのキャリアアップを進める場合は上司やメンターを巻き込んで相談していくと良いでしょう。
現職でのキャリアアップが厳しい場合は転職エージェントに相談することから始めると良いと思います。企業の詳細な情報を提供してくれますし、キャリアアップの具体的な方法まで紹介してくれます。
もし外資系企業への転職やハイクラス求人を中心に見ている場合は冒頭でもご紹介したSamurai jobを利用すると良いでしょう。外資系企業を中心としたハイクラス求人を多く取り扱っているためおすすめです。
③計画に必要な情報が不足している場合は上司やキャリアアドバイザーに相談
情報が不足している場合はまず周りに相談していくことから進めることをおすすめします。情報が不足している場合、具体的な実行プランが立てられずに進めてしまい、結果的にキャリアアップまでの道筋が不明確となってしまい失敗してしまいます。
注意点としては上司に相談した場合に否定されるケースです。実際の退職リスク等を先回りして、読者の意見を尊重しない上司の場合はキャリアアップの道が難しくなるため、異動や転職をすることをおすすめします。
キャリアアップの注意点
キャリアアップまでのステップをまとめました。キャリアアップをしていくためにはなるべく自分自身のキャリア像を明確にしてから進めていくことをおすすめします。
キャリア像を明確にもてていないことやキャリアアップとスキルアップを勘違いした結果、キャリアチェンジを繰り返していくことでキャリアアップしていると勘違いしている人を多くみます。
たしかに未経験領域を複数やることでスキルアップに繋がっていき、環境の変化と相まって、一見成長実感を感じやすくなります。しかし、キャリアアップ上の課題は基本的に付き纏ってくるものだと考えてください。
一方でキャリアアップは考えておらず、自分自身の職務領域を広げていきたいと考えている人にとっては上記のような進め方でも問題ないかと思います。スキルとして複数のものを保有していくことで掛け算としてキャリアを形成していく方向性があるので方針に沿って行動してください。
さいごに
いかがでしたでしょうか?キャリアアップについてまとめてみました。ベンチャー企業の人事・マネジメントの経験者として複数の転職者や退職者を見てきましたが、最終的にはどのように自分のキャリアを形成していきたいかによって変わってきます。自分自身の軸に向き合ってキャリアについてまず考えてみるのが良いでしょう。

