終身雇用社会が崩壊し、大企業で一生働くという世界から、実力をつけて起業を考えている人が増えております。就職活動でもこれまでの大企業一強ではなく、新興の創業数年のベンチャー企業が就職したい会社ランキングで上位を獲得してています。
今回はベンチャー企業に転職することについて、ベンチャー企業の採用担当という立場から述べてみました。これから転職活動をしてベンチャー企業に就職することを考えている人はぜひ参考にしてください。
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目次
そもそもベンチャー企業とは?
ベンチャー企業とは新しい技術やアイデアを元にして、新しいサービスを開発し、世の中に新しい価値を創造していく企業を指しております。
一般的には成長段階にあり、ベンチャーキャピタルや投資家等から資金を調達しているケースが多いです。
初期段階で短期間でサービスを開発し、ローンチしていく企業のことを「スタートアップ」と呼ぶこともある。基本的には速いスピードでの事業開発、ローンチ、拡大を行っていくため、ベンチャーキャピタル等から出資されているケースが多いです。
資金調達額によって、ステージを以下のように呼びます。
①シード:500万前後
②シリーズA:1,000万~3,000万
③シリーズB:数億~10億
④シリーズC:数億~10億以上
事業の段階によって、上記のように分類され、シリーズCまでいくと上場寸前、M&Aを意識する段階と言われています。企業選びの際も上記のステージを把握するために、興味のある企業の資金調達情報を見ておくと良いです。
また、資金調達先がどこかによっても今後の事業の展望を推察することができるため、絶対に見ておいてほしいです。
資金調達をせずに無借金経営で行っている企業もあるので、一概に上記の基準で判断はできないので注意です。
ベンチャー企業に向いている人
ベンチャー企業では裁量権がある一方で、責任が伴いかつ能力や自主性が問われます。特に段階によっては育成機能がなく、全ての裁量を任せ、結果のみにフォーカスを当てられることもあります。向き・不向きがあることは理解してほしいです。
①仕事を人生の一部として楽しめる人
ベンチャー企業ではスピード感を持ってアウトプットを求められるため、時には休日も仕事をせざるを得なくなることがあります。筆者もベンチャー企業で働いているが、働き方改革が進む前は土日も働くことがありました。労働環境という面では、比較的ハードな働き方が求められる傾向にあるが、ベンチャーでも意外なことに定時で働くことを推奨している企業や、大企業と差がない福利厚生がある企業もあります。
ベンチャー企業にマッチする人はできる限り厳しい環境に身を置いたほうが能力が発揮される人や主体的に物事にリーダーシップをとって、物事に取り組める人です。
近年では、ベンチャー企業に興味を持って受けに来る人は多くいるが、「なんとなく楽しそう」といって入る人は痛い目に会うでしょう。
②成長に貪欲な人
ベンチャー企業で特に求められるのは「成長」です。最初のキャリアとしてはプレイヤーとして一人前になることが求められ、その中で専門家として一人前の成果を出すことが最初に求められます。その後、チームを牽引し、複数のステークホルダーを巻き込んで期待役割のすり合わせ~実行牽引が求められます。
企業の成長の源泉は人であるため、人材育成や機会提供に多くお金と時間を投資します。そのため、成長を求めない人にとっては居心地が悪く、いずれは転職をします。
③曖昧なものに対して耐性がある人
ベンチャー企業では常に新しいことに挑戦することになるため、時にA、B、Cの施策を同時に走らせることがあり、このA、B、Cが一件矛盾しているような場面に出くわすことがあります。こうした際に、矛盾を一定合理的に捉えて物事を進めていくことが求められるため、常に答えを求めてしまう人にとってはやりにくくなってしまいます。
大企業から200人規模ぐらいのミドルベンチャーに転職しました。最初は自分から仕事を取りに行くということがわからず、前職の慣習を取っ払うのが大変でした。理想から逆算して、考えるとできることが本当に多く、良い経験になりました。
ベンチャー企業への転職を成功させるためには?
①企業選びの軸を決める
ベンチャー企業であれば、どこでもいいというわけにはいかないと思います。将来的に起業を見据えた上での転職の場合、より経営者に近い目線で働けることが軸となりますし、手に職をつけたいという場合は、いかに専門性の高く一人でも独立しやすい事業ドメインで経験を積むというのが軸にもなります。最初は自分の転職先企業を選ぶ軸と背景を整理することで企業選びの軸を明確化しましょう。
②転職エージェントを利用し、企業情報を収集する
次に転職エージェントに登録し、企業の紹介を受けましょう。その際に上記で選定した企業選びの軸を明確に伝えてください。まず自分の市場価値を図りたいという方はミイダスに登録すると良いでしょう。簡単なアンケート答えるだけで自分の転職市場における価値が図れて、案件も紹介してくれるので便利です。
企業分析にはwantedly等を使って、企業のインタビュー等を調べておくと良いでしょう。また、募集ポジション等からどの事業でどういう役割を行っていくのかはしっかり分析をしましょう。安易に「この企業面白そう」で選んだ場合、成長軸で力の付かない仕事を選んでしまうケースもあります。
③第二新卒で実績がない場合、自己分析を徹底的に行なう
ベンチャー企業では意外にも第二新卒層をとっている企業が多くあります。この際に一番求めてくるのがカルチャーフィットで、会社との相性や会社と個人の価値観との一致を求めてくる。企業選びの際にも自分自身の価値観について人生を振り返り、言語化を徹底するのが良いでしょう。
転職エージェントに登録している場合は面談を通じて自己分析を行ってくれるため、利用したほうが良いでしょう。
④現職で実績を作る
もう少し現職に残ると考えている人であれば、職務経歴書に書きやすい実績を作ると良いと思います。第二新卒では少なくとも、前職での実績でフィルタリングをかけます。同期の中で何かしらの一番の実績を出している場合はかなり加点要素となるため、実績を出すことに集中しましょう。
その際になぜその成果を出せたのかどういう思考でプロセスを設計し、どのような形で結果を出したか?を言語化しておき、面接の際に志望している企業の業務においてはどのように反映させられるのかを明確にすることで面接の通過率は変わってきます。
⑤面接練習
面接練習は転職エージェント等を利用して対策をしましょう。企業によってはSNS等を通じて、情報を仕入れることもできますし、転職エージェントが情報を仕入れてくれる場合もあります。
面接のフローは基本的な決まりはないですが、中途採用の場合3回であるケースが多いです。
1回目の面談が見極め+訴求、2回目が見極め、3回目が訴求・クロージングというような形で終わるケースが多いので、各フェーズごとでよく出るテンプレートの面接回答を事前準備しておきましょう。
⑥オファー面談
最終的な内定承諾や給料交渉はこの場で行います。前職の給料から上がるように条件面での交渉はこちらがベースとなるのでこの場ですり合わせましょう。中にはベースの給料は変わらないが残業時間が少なくなった結果、年収が下がるといったケースやボーナスが実はもらえないといったことが発生するので正確に月々のベース給料と残業時間の目安、ボーナスの支給の有無等は確認しましょう。
さいごに
ベンチャー企業への転職に関する記事を書いてみましたがいかがでしたでしょうか?筆者はベンチャー企業での採用にも携わっているので今回は採用者の観点で記事を書いてみました。ぜひ参考になればいいと思います。

