仕事を辞めたいと一言で言っても、辞めたい理由や悩んでいることは人それぞれではないでしょうか。仕事を辞めるかどうか悩んでいるときにやるとよいこと、そして仕事を辞めると決心してからやることをまとめました。仕事が辛くて辞めたい、新卒入社でまだ2年目だけど辞めたい、仕事を辞めたいけれど決心がつかない、そんなあなたに読んでもらいたい記事となっています。


目次
1.仕事はいつ辞めてもいい
仕事を辞めたいと思うほど辛い状況にいるのなら、仕事なんていつでも辞めていいと筆者は考えています。筆者は大手SIer系の会社に新卒で入社したのですが、深夜までの残業や休日出勤の多さに耐えられず約1年半で退社し、ベンチャー企業へ転職しました。「せっかく新卒で入った会社なのにそんなすぐに辞めるなんてもったいない」「まずは3年働いてから考えなよ」というようなこともたくさん言われました。こんなことを言ってくるのは決まって一度も転職したことのないおじさん、おばさん達でした。
彼らの言っていることは正しいのでしょうか?そもそも3年働けの「3年」って何の根拠があるのでしょうか。彼らが20代だったころの時代と、今私たちが生きている時代はまったくの別物です。いい学校をでていい会社に就職し、年功序列の終身雇用が当たり前だった時代とは訳が違うのです。
今や20代の転職率は30%とも言われています。
ワークライフバランスという言葉が普及したように、人生の大半を占める「働き方」について考え直す人も増えてきています。
仕事が辛いのなら、無理をしてまでその環境にいる必要などないのです。仕事を辞めようかどうか悩んでいるその時間がもったいない、と筆者は思うのです。
そうは言っても、本当に仕事を辞めていいのか不安、仕事を辞めるまでに何をしたらいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。そんなあなたに向けて、仕事を辞めたいと思ってから仕事を辞めるまでにやってみて欲しいことをまとめました。
2.仕事を辞めたい理由を明確にする
■仕事を辞めたい理由を書き出してみる
仕事を辞めたいと悩んだら、まずはなぜ辞めたいのかを考えてみましょう。簡単でもかまわないので、辞めたいと思っている要因を書き出してみましょう。
例)
- 仕事内容が辛すぎる
- 残業が多くて体力的に辛い
- 休日出勤が多く休みが取れない
- 人間関係がしんどい
- どうしても苦手な人がいる
- お局のような存在の人がいて昼食に誘われるのが嫌だ
- 会社の飲み会が多すぎてめんどくさい
- 成長できる環境がない
- 周囲に尊敬できる人や目指したいと思える人がいない
- 身に付く力の汎用性が低い
- 給料が低い
- 有給休暇が取れない
- 結婚した
- パワハラ、セクハラをされた
など
仕事を辞めたいと思っていると、とにかく辞めたい気持ちが先行してしまい視野が狭くなってしまいます。まず「仕事の何が辛いのか」「何が原因で辞めたいと思ったのか」を書き出し辞めたい理由を整理してみましょう。ささいなことでも構わないので、嫌だと思っていることを書き出すことで、辞めたい理由が明確になるだけでなく、自分の気持ちを整理することにもつながります。
仕事を辞めたい理由が明確になることで、どんな企業(環境)で働きたいかも明確になってきます。今の会社の何が自分に合わないのか、それは外的要因なのか・内的要因なのか、といったことも合わせて考えられるとよりよいでしょう。こうして自分の考えを整理しておくことで、転職の際にどんな企業で働きたいかや転職理由を考えたりする場合にも役立ちます。
■何らかの方法で、辞めたい要因が解消されるか考える
辞めたいと思っている理由を書き出したら、次にその理由を自分で解決できるか、または上司など誰かに相談することで解決できるかどうかを考えてみましょう。
例えば「どうしても苦手な人がいて、その人と仕事をすることがしんどい」という場合、上司に相談して担当業務を変えてもらったり、他の部署へ異動することが可能な場合もあります。一方で給与が低いなどの待遇面については、同じ会社にいる限り自分の力や上司に相談することでの解決は難しい可能性が高いでしょう。
解決できるか・できないかを考えてみて、解決できそうな方法が見つかればその方法を試してみましょう。担当業務の変更や部署異動について相談する場合には、なぜ今の業務が辛いのか、どんな業務(部署)を望んでいるのかを伝えることができるとよいでしょう。
3.仕事を辞めるかどうか決心がつかないときは
仕事を辞めたい理由を整理してみたけれど、いまいち辞めるかどうかの決心がつかないという場合には、以下の方法を試してみることもおすすめです。自分が納得した選択をできるように行動してみましょう。
■休暇を取る
仕事を辞めたいけれど、辞める決心がつかない…そんなあなたにまず試してみて欲しいのは休暇をとることです。可能であれば1週間程度の休みをとるとよいでしょう。
仕事が辛いと感じているときは余裕がなく、視野も狭くなりがちです。仕事から一度離れることで心に余裕がうまれ、改めて自分の気持ちを整理することができます。休みの間は自分の好きなことをしましょう。一日中ゲームをしたり好きなだけ寝たり、仕事でできなかったことをやると心も体もリフレッシュできるでしょう。
リフレッシュすることで、また仕事をがんばろうと思えることもあるでしょう。はたまた自分の生き方や働き方を考え直して、仕事を辞めて違う道へ進もうと思うかもしれません。
■本を読んでみる
前項でも書いたとおり、仕事が辛いと感じている時は視野が狭くなりがちです。そんなときは本を読んで自分の世界を広げてみることもおすすめです。転職や働き方に関する本はもちろんのこと、哲学や歴史に関する本などもおすすめです。自分と同じような悩みを抱えていた人たちが何を考えどう行動したのかを知ることで、あなたの働き方や仕事に関する考え方も変わるかもしれません。
■誰かに相談してみる
自分の気持ちを誰かに聞いてもらうことも一つの方法でしょう。
相談をする場合に気を付けたいのは、相談相手です。ベストな相談相手としては、転職経験者や仕事を辞めようか悩んだことのある人がよいでしょう。仕事の辛さや愚痴をただ言うだけでは何の解決にもなりませんので、同じような悩みを抱えたことがある人に相談するのがおすすめです。悩んでいたときに何を考えどう行動したのか、転職したのであればなぜその会社を選んだのかなどを聞いてみるのもよいでしょう。
もし同じ会社の人に相談したいということであれば、同じ部署の上司や先輩に相談するのは避け、他部署の先輩や同期に相談するほうがよいでしょう。自分の相談したことがどこで誰の耳に入るかわかりません。軽い気持ちで相談したつもりでも、大事になってしまうこともあります。こうしたトラブルを避けるためにも、なるべく社外の人に相談することをおすすめします。
4.仕事を辞めると決心したら
仕事を辞めることが決まったら、退職準備を進めつつ次のキャリアに向けて動いていきましょう!
■仕事を辞めるまでにやること
仕事を辞めるまでの大まかな流れは以下の通りになります。転職活動のタイミングは人によって異なってくるでしょう。
①次のキャリアを考える
仕事を辞めると決めたら、次のキャリアについて考えましょう。
- 今の仕事を辞めてすぐに転職する
- 少しの間、休暇をとる
- キャリアチェンジのために、スクールへ通う
上記以外にも様々な選択肢があり、どの選択をするかにより次にとる行動が変わってきます。
仕事を辞めてすぐに転職する場合を除き、無職期間が存在することになります。休暇を取る場合やスクールへ通うという場合、その期間の生活費やスクールの費用などを用意しておく必要があります。貯金でまかなえるという場合は問題ありませんが、貯金が全くないとなると辞める時期の検討が必要かもしれません。また、失業給付金を受給することもできますが、自己都合退職の場合は約3ヶ月の待機期間がありますので注意が必要です。失業給付金の詳細については、各自治体のハローワークで確認しましょう。
②上司に退職したいことを伝える
仕事を辞める時期や仕事を辞めた後にやることが決まったら、辞めたい旨を上司に報告しましょう。
★退職報告のポイント
- 繁忙期を避け、事前にアポイントメントを取る
- 退職時期と退職理由を伝える
退職理由については、必ずしも正直に伝える必要はありません。キャリアを変更したい、他にやりたいことがあるという場合にはそのまま伝えてもよいでしょう。それ以外の場合で退職理由を伝えにくいときは、家族が病気になってしまった、(結婚している場合)配偶者が転勤することになった、など家庭の事情を理由にしてもよいでしょう。
★退職報告時に合わせて確認したいこと
- 退職までの流れ
- 同じチームや部署の人へ、誰がどのように退職することを伝えるか
- 引継ぎについて、いつまでに行う必要があるか
- 有給休暇が残っている場合、取得してから辞めることができるか
- 退社日と最終出勤日が異なる場合、最終出勤日までにやること
③退職準備を進める
上司への報告が完了し、辞めることが確定したら退職準備を進めましょう。退職準備には、引継ぎや私物整理、事務手続きなどがあります。
仕事の引継ぎは退職前の最後の仕事となります。次の担当者がスムーズに仕事を行えるよう、手を抜かずに資料作成や打合せを行いましょう。事務手続きについては会社ごとにマニュアルが用意されていると思いますので、基本的にはそのマニュアルに従い手続きを進めることになります。年金や保険など複雑な手続きもあるので、時間に余裕を持って行うようにしましょう。また事務手続きと合わせて、私物整理も忘れずに行いましょう。会社の備品、特にIDカードや保険証などはいつまでに返却しなければいけないのか忘れずに確認しましょう。
④先輩・同僚へ退職することを伝える
上司への報告が終わり退職日が決定したら、同じチームのメンバーである先輩や同僚にも退職の旨を報告しましょう。ただし、上司からチームメンバーへ伝えることもありますので、上司と自分どちらから伝えるのか、どのタイミングで伝えるのかは事前に確認しておきましょう。また、関係会社や取引先にも挨拶が必要な場合がありますので、こちらも合わせて確認しておきましょう。
⑤転職活動をする
退職後すぐに次の会社へ転職したいという場合は、早めに転職活動を開始し、内定が出てから退職の報告を行うという流れがスムーズです。内定が出ていてかつ入社日が決まっていると、退職日を後ろ倒しにされることも少なくなるでしょう。
■転職に向けて
転職活動の第一歩として、リクナビNEXTやdodaなどの転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーに相談してみるのもよいでしょう。また、Wantedlyやビズリーチ、ミイダスといったスカウト型サイトへの登録もおすすめです。特にWantedlyは、面接の前に採用担当者と話をすることができるので、オフィスの雰囲気やどんな人が働いているかなどを事前に知ることもできます。面接ではわからないオフィスや働いている人の雰囲気を知ることで、入社後ギャップやミスマッチを回避しやすくなります。
5.さいごに
仕事を辞めたいと悩んでいるのなら、まずは自分の気持ちの整理を整理することから始めてみましょう。辞めたいと思いながら仕事を続けるのか、仕事が楽しいと思える環境を作っていくのかはあなたの行動次第です。この記事にまとめたことをぜひ実践してみてください!

